2009年 09月 12日

ブルーノート東京♪

今日は曇り空の東京です。
午後は雨になるのかな?
今年は少し帰るのが遅かったので、蒸し暑い日本の夏を逃してしまい、ちょっと残念です。

一昨日の夕方からですが、毎年恒例行事になった「ブルーノート東京」へ行ってきたので、そのご紹介です。
場所は表参道。
B3出口を降りてすぐの所に、カレーうどんの店があるんですよ。
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「カレーうどん千吉」
値段も700円くらい。
ご飯も付いてきます。なかなか美味しいんですよ。
ブルーノートでも食事出来ますけど、先にこっちで腹ごしらえしちゃいました。
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都会の空も綺麗です。
てくてく歩いて、到着!
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昨年と違って、今回は人も少なめ。
開場時間5時半ちょっと前に着きましたが、7番目の入場です。
今回も、1st、2nd、両ステージ予約なので、2ndの方は2番目の整理券でした。

開演まで1時間半弱です。
何か注文しないと格好悪いので、ビールとおつまみを。

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ハイネケンの生ビールが来たとたんにハプニング!
テーブル上のキャンドルライトに引っかけたのか?お盆から盛大に生ビールを直撃されてしまいました!
かなりの量でジーンズと服がびっしょり。

「申し訳ありません」と丁重にお詫びしてくれますが、紳士服のコナカとイトーヨーカドーファッションに身を包んだこちらも、「大丈夫ですから」と恐縮です。
なんて、コナカ・イトーヨーカドーもおしゃれファッションですけど!

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タオルをたくさん持ってきて貰い、拭いてなんとか大丈夫。
そのまま開演を待ちます。

なかなか埋まらない座席ですが、外人2名が、相席でという事で隣に来ました。
こういう所で「外人」を見ると、ミュージシャンに見えてきます。

何となく耳をそばだてていると、発音はアメリカ人。
その内、一人が居なくなり、残りの1人と話してみると、英会話学校の先生という事でした。
ロサンジェルス在住、大学はオレゴンを出たと言うことで、自分のアメリカ時代と話が合いました。
そして、今日のメンバーのピアニストとは30年来の友達との事。
・・・で、今、横に座っていた人がそのピアニストだったんです!

実は、今日のメンバー、サックスのアーニー・ワッツ以外は知りません・・・・!
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チャーリー・ヘイデン・クァルテット・ウェスト-CHARLIE HADEN QUARTET WEST
ピアニストは、右から2番目のAlan Broadbent アラン・ブロードベント
実物は写真よりずっと若く、もっとスリムでした。
リーダーでベーシストのチャーリー・ヘイデンは、とても有名な人なのでしょうが、おそらく地味なプレーヤーかな?という感じで、自分は全く知らず・・・。
いやいや、勉強不足でした。
そのチャーリー・ヘイデンは、一番左の人ですが、写真よりはもうちょっと年配。
72才ですからね。
演奏は、やっぱり地味目で、1stステージは、正直途中で寝そうになりました・・・。

2ndまでの合間、やっぱり夜の方が雰囲気があります。
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受付で、ピアニスト、アラン・ブロードベントのCDを買いました。
再度会場に入り、先程と違う席に座り、きょろきょろ見ていたら、横の方にいました。
アランと、先程の英会話学校の先生がテーブル席の横で立ち話をしています。
係の人に急いでペンを借りて、CD片手に挨拶に行きました。
英会話学校の先生に話しかけたのですが、最初に応じたのは、影で見えなかった座席に座っていた、「御大」チャーリー・ヘイデンです。
CDを見るなり「お?サインかー。ハハハ」という感じで鷹揚に答えてくれたのですが、これはまずい・・・!
買ったCDは、彼のではなくて、ピアニスト、アランの方です・・・。
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もごもごと、何かお詫びの説明をしてる間に、チャーリーも「なんだ、アランのCDか!」とアランを指さし、アランが「そうそう、おまえは引っ込んでろ」みたいに冗談で言ってくれたので助かりましたが・・・、すごく失礼な事をしちゃいました・・!
ちゃんと、御大のCDも買っておけば良かった・・・。

ま、ともかく、アランは、「それは嬉しい事をありがとう」と、とても喜んでサインをしてくれました。
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ボールペンだったので、下手したらいたずら書きに見えちゃいますが。
滅多に無いことですが、良い経験になりました。

そして、係の人にペンを返すと、ホールチーフの女性社員の方が、「先程のお詫びに」と、ボックスシートに案内してくれました。
自由席より後方にあり、一段高いところのフカフカ革張りソファーの座席です。
今まで、「やっぱりステージ近くが最高」と思っていましたが(ステージ近くは全部自由席です)、完全に間違いでした。
最高なのはボックスシート。だてに高い訳じゃありません!
何より、音響が抜群に良いです。
音響効果を考えたコンサートホールと違い、ライブハウスはコンクリートむき出し、PA(スピーカーシステム)で固められた会場内は、いくら音響を考えているとはいえ、楽器からの直接音と、PAからの反響とで音が濁ります。
その点、ボックスシートにチューニングされた、とても高そうなJBLスピーカーから、完璧な音が聞こえてきます。
演奏も、最終日の最終ステージという事で、これまた最高。
1stよりも大満足な結果となりました。

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演奏終わって帰る前、ボックスシートからステージを撮りましたが、まだ会場内が暗すぎました・・・。
そこで、ブルーノート東京のHPから写真を拝借します。
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こんな感じ。
危険な場所を知ってしまいました・・・!

そうそう、演奏ですが、テナー・サックスのアーニー・ワッツは、確か?昔、「ミスター・プラクティス」とも呼ばれた「練習の鬼」な人。
今回も、豪快かつ繊細に吹きまくります。
通常のテナー・サックスの音域よりも高い音から一気に最低音まで淀みなく吹ききるのはさすがです。
ピアノのアラン・ブロードベントは、繊細かつ華麗なタッチ。
ちょっと演奏スタイルがビル・エバンスに似ています。
そして、多分ですけど、クラシックもやっていたのでは?という感じで、曲調がメロディアスに変わると、手首がクラシックピアニストのスタイルになっていました。
とても上手なピアニストです。
CDも買って良かった♪

ちなみに、今月9月は、「敬老の日」ご招待プランとなり、70才以上のミュージック・チャージが無料になります!
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今年も、昨年に続き、母を連れてのブルーノート東京でした♪♪

by masaya-iwata | 2009-09-12 10:37 | 日本


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