2008年 07月 29日

アート・ペッパーな一日♪

昨晩は寒かった事もあり早く寝たせいか、トイレに起きた午前3時過ぎから目が覚めてしまい、しばらくオーディオの本などベッドで読んでいました。
その内、音楽が聞きたくなり、5時過ぎからリビングに来てソファで丸まりながら大音響。
ほんと、ここに住んでいて一番良かったと思う事は、お隣は遙か遠くという事です。

まだ外は真っ暗、霧に包まれた深夜のような雰囲気には、アート・ペッパー。

そう、今日はニュージーランドとは関係ない音楽の話題ですが、その最初がアート・ペッパー。
学生時代から好きな、アメリカ人・白人アルトサックス奏者です。

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「モダン・アート」

録音は1956年、1957年。
LP時代、日本では幻の名盤と言われていたそうです。

「ブルース・イン」という、アルトサックスとベースだけによる、スローで渋い曲から始まります。
控えめでいながら、どんどん湧き出てくる熱くメロウなフレーズ、とても艶のあるサックスの音色にただしびれるのみです。

このCDアルバム、制作年によっていろいろなバージョンで売られているようです。
たまたま、このアルバムは、アメリカ輸入盤で、全13曲入ったもの。
LPには8曲かな?だったようですが。

LPがCD化されて良い事は、未収録の曲が追加されたり、「リマスター、デジタル・リマスタリング」など、元々の音源を今の技術で良い音に編集し直す事です。
ただ、そのため、元の雰囲気が無くなる欠点もありますが、概ね、現在のステレオに合った、いわゆる「良い音」で聞けるのでありがたい事ではあります。

ただ問題は、LPにあったアルバムの雰囲気が台無しになってしまう事も・・・。

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本来このアルバムは、「ブルース・イン」という曲で始まり、「ブルース・アウト」という曲で終わるという構成だったようですが(名前もその方が合ってますし)、ご覧のように、5曲目にブルース・アウトが入り、その後さらに曲は続いていきます・・・!

しかも、「アウト」で終わったはずの次の曲が「When You're Smiling(君微笑めば)」。
(この曲は誰でも聞いた事があると思います)

10曲目の「サマータイム」は、突然それまでの曲と雰囲気が変わりますが、これは未発表曲となっていました(これがまた、とても良い演奏です)。

11曲目から13曲目までは、突然音が変わります。
それまで、何となくピアノが「ポロポロ」、アルトサックスが前に出て、その後ろに下がっている感じもしていましたが、突然全パートがはっきり聞こえるようになります。
何でかな?と思ったら、これも同時期に録音されていたアルバムの、他曲の別テイク(演奏)がステレオ録音で入っているからでした。
10曲目まではモノラル録音だったようですが、気がつきませんでしたし、これがなかなか良いんです。

今まで「モノラルよりステレオ」なんて漠然と思っていたのですが、「モノラルで聴く演奏の距離感も良いなぁ」と、改めて感じるところもあります。
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ちなみに、11-13曲を70年代後半に収録して発表したのは日本と書かれています。
日本のジャズファンのおかげで良い音楽がたくさん聞けるという事ですね。

ジャネット・サイデルでも楽しんだコール・ポーターの曲を、また聴き直してみるのも良い感じです。
音楽も映画も本も、何年経っても新たな発見がありますよね。


・・・なんて、早朝、日の出前、そんな事を思いながら、仕事でも無いのに『アルバム評』なる物を(もっともらしく)考える事が出来るのも、「自由業」の自由たる所以かなぁと・・・。
思いながらも、アート・ペッパーのサックスがただ脳みそを溶かすように響き渡ります。

そうそう、この全13曲入りの「モダン・アート」。
1枚通しての編集には問題ありますけど、それ以上にたくさん良い曲が聴けるという意味ではとてもお薦めの一枚。


午前7時過ぎ、朝靄の風景です。
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遠くモコイア島の様子が綺麗でした。
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結局今日は一日こんな感じ。

夕方遅くなって雨脚と風の音が強くなってきました。
低気圧がまた北西から、時速36kmで近づいてきているようです。
気象サービスのHPが表示されにくくなっています。
今晩から明日、荒れた天気になりそうです。

by masaya-iwata | 2008-07-29 15:37 | 音楽 | Comments(0)


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