2008年 11月 09日

顔とタイミング

昨晩は結局、ぼーっと選挙速報を見ながら夜中まで起きていました。

結果は国民党(National)の勝利。

党投票でも45.5%の得票率を確保。議席数にして59席。
過半数に僅かに足らず、単独政権は取れませんでしたが、早くから連立を表明していたACT党の5席、United Future党の1席を加えて、労働党連立の議席数を上回り、国民党ジョン・キー党首が新政権を発足させる事となりました。

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ジョン・キー党首は47才。
アメリカ民主党オバマ氏と同じ年です。

オバマ氏と同様、ジョン・キー氏もCHANGE(変革)を唱え、国民の心をがっちり捉えました。

写真はTV ONEニュースのもので、キー氏と関係ありません。
有名な太っちょマオリ議員のお腹です。

ヘレン・クラーク首相は4期連続当選を逃し、責任を取って労働党党首を辞任しました。

それにしても感じるのは、前回2005年の総選挙と何が違うんでしょう?

当時の国民党党首ドン・ブラッシュ氏もとても良い公約を述べていました。
博士でもあり、エコノミストでもある氏は、冷静かつ的確にニュージーランドの将来を見据えたビジョンを持っていました。

開票時、国民党も労働党も過半数に届かず、両党の連立合戦に突入しました。
結果、日和見主義の問題児、ウィンストン・ピーター党首率いるニュージーランド・ファースト党との連立工作に破れ、僅差で政権を逃してしまいました。

ウィンストン・ピーター氏は、外務大臣のポストを条件に、労働党に付いた訳です。
ある意味、とても政治家的で「いい顔」をしたピーター氏ですが、今回ファースト党は5%の得票率にも満たず、地元のタウランガの議席も確保できず、敗退しました。

2005年当時のニュージーランドは、「プチ・バブル景気」に浮かれ、やがて来る景気後退を何となく感じてはいても、あまり考えないようにしていた時代でした。

そして、ドン・ブラッシュ氏。
とっても良かったのですが、いかんせん、顔が悪かった・・・。
いえいえ、不細工という意味ではありません。
近所にいたら、とても気さくで良いおじさんだと思います。
でも、「政治家」的では無かった。

それに比べて、オバマ氏のなんとかっこいい事。
その勢いのまま、今回の選挙では、同じ年で見た目も若々しいジョン・キー氏。
奥さんと子供達も応援で、雰囲気までオバマ氏とかぶります。
そして、「いい顔」してます。

同じように変革を訴え、完璧に勝利の軌道に乗った選挙戦となりました。

あー、まさに人生、顔とタイミングです。

これまで、ことごとくタイミングを外してきた自分は、「顔」という意味では、何に向いた顔をしているんだろう・・・?

うーーーーん。。。。

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そんな日曜日、近所の人はボートを引いて優雅にレジャーへと向かいました。

オバマもキーも47才。
自分も負けてられません。

頭痛明けだけど頑張るか。

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さあ、芝刈りだ。

しばらく晴れが続いていたので、草は伸びても刈りやすく、芝刈りには絶好のタイミング。
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芝刈り機の後、ずっとさぼっていたハンド芝刈り機:ライン・トリマーも使い、5時間かけて芝刈り作業でした。

シャワー浴びて鏡に映った顔は赤く火照っています。

芝刈りも顔とタイミングか。
人生芝刈りです ☆.・゜

by masaya-iwata | 2008-11-09 17:07 | 生活


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