2009年 01月 31日

フィールド・オブ・ドリームス

今日も午前中は曇りで涼しかったのですが、午後から雲はなくなり見事なお天気。
タスマン海上から中心気圧1024hPaの高気圧が大きく張り出していて、西風がやや湿った空気をそよそよ運んできています。
最高気温は28℃。
午後7時で27℃もあります!
ほんと良いお天気の毎日ですが、こういう時に観光客が少ないというのは勿体ない限り・・・。

今日の景色と変わらないと思いますが、昨日撮った写真をご紹介します。
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町に向かう途中、飛行場を通り越してから本線を左に入った牧場の一角です。
ここは去年まではずっと「牧場一筋」だったのですが、今シーズンからご覧のようなトウモロコシ畑になりました。
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今までトウモロコシは全部同じように思っていましたが・・・、おそらくここのトウモロコシは飼料用となる「デントコーン」ではないかと思います。
赤いのは雌花、雄花は先端にあります。
今がシーズンのスイートコーンと比べて背丈も高いそう。ここのもとっても背が高いです。
人間がすっぽり隠れてしまう高さ。

こんな見事なトウモロコシ畑を眺めていると、思い出す映画があります。
フィールド・オブ・ドリームス_e0133780_15502951.jpg

「フィールド・オブ・ドリームス」
この映画を最初に見たのは、ちょうど会社を辞めてアメリカのヘリコプター学校へ行こうかどうしようか考えている頃でした。
当時は良く映画館に行きましたし、これも特別な思い入れもなく「普通に」見た映画です。

見所たくさんの映画ですが、その時特に印象に残ったのが、バート・ランカスター演じる"ムーンライト” グラハム医師のセリフ。
「後から思い返すと、人間はまさに人生の節目となる瞬間に遭遇したとしても、自分ではそうとは気がつかない。”また次の機会があるさ”とやり過ごしてしまうけれども、二度とその機会が訪れる事はない。」といった感じです。

自分の場合は、「これが”その唯一の機会”だ」と感じていたとしても、「また次があるさ」と言い訳し、やり過ごしてしまうような性格ですから、このセリフがぐさりと心に刺さったものです。
この映画を見ていなくても、アメリカに行ったとは思いますが、背中をぐいと押した一因になったことも確か。

そうなると、この映画を見ていなければ、今の自分はないかも?
「あー、見なければ良かったー」・・・!?

数日前、この映画をDVDで久しぶりに見ましたが、ちょうど問題のこのセリフのシーン。
タイミング悪く、このシーンの前に、少し他に気にかかる事を急に思い出したせいもあるんですけど、案外とあっさりこのシーンは過ぎてしまいました。

良い映画や小説って、音楽もそうですけど、何年か年を重ね、その時その時の自分の受け止め方で、いろいろに解釈出来るところも面白いですよね。
実際、見ていて当時よりも、他のシーンで心に残る部分もありました。

フィールド・オブ・ドリームス_e0133780_15494562.jpg
トウモロコシ畑を眺めていると、ここから”シューレス・ジョー” ジャクソンがやってきて、「ルーキー」"ムーンライト” グラハムが消えていく姿がいつも思い出されます。

いつか何も考えずに眺められる日が来ると良いなぁ。
あ、そうか、今度「サイン」を見ようっと。 ☆.・゜

by masaya-iwata | 2009-01-31 17:17 | 映画・本


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